「ダブル不倫をしている相手と再婚したい!」「ダブル不倫から再婚している人はいるのかな…?」簡単に人と繋がることができる現代では、意外なことにダブル不倫から再婚している人がいます。
近所の人や職場の人だけでなく、昔の知り合いと…そしてそれはダブル不倫であるケースも少なくありません。
そこで当記事では、「ダブル不倫では幸せな再婚はできるのか?」「注意点は何か?」をご紹介いたします。最後にはダブル不倫からの再婚で後悔しているというケースもご紹介。ぜひ最後までご覧ください。
ダブル不倫からの幸せな再婚を目指している方は、ご自分の再婚が後悔するものにならないか、どうしたら幸せな再婚ができるかヒントを掴んでいただければうれしいです。
ダブル不倫でも再婚できるの?再婚して幸せになれる?
ダブル不倫でも再婚はできるのでしょうか?また、再婚して幸せになれるのでしょうか?
ダブル不倫から再婚までの流れもあわせて確認してみましょう。
ダブル不倫から再婚している人はたくさんいる
ダブル不倫で再婚している人はたくさんいます。
ダブル不倫で再婚するケースには下記のようなものがあります。
- 奥さんが子どもを出産直後に不倫相手を妊娠させて再婚に至るケース
- 旦那さんが出張中に既婚彼氏を連れ込んで予定より早く帰宅した旦那さんと鉢合わせをし、のちにその彼氏と再婚するケース
- 数十年連れ添った妻がいるにも関わらず20歳年下の既婚女性とお付き合いし再婚に至るケース
みなさんもダブル不倫という言葉を聞いて、何組かの有名人のカップルが頭に思い浮かんだのではないでしょうか?
昔ながらの職場での出会い、近所の人との出会い、子どもの学校関係で知り合った人との出会い、お酒を飲みながらの出会いなどからは時に不倫関係が生まれることも多いです。
一方で、最近ではSNSを通じて昔からの知り合いと再会したり、出会い系アプリで不倫相手に出会ったという方も。
3組に1組は離婚する現代では、そこからダブル不倫関係になり、離婚後に再婚することも決して珍しいことではないのです。
ダブル不倫から再婚までの最大の障害は「離婚」手続き
ダブル不倫から再婚までの最大の障害は、離婚手続きです。
なぜなら、不倫をしていることがバレていない場合は、お相手が離婚になかなか同意してくれない可能性が高いからです。
逆に、不倫をしていることが現在の配偶者にバレてしまった場合は、「有責配偶者」という扱いで配偶者から最大300万円ほどの慰謝料を請求されるリスクが高いです。
離婚のために話し合いをするだけでなく、数年単位で別居するなど離婚に向けての材料作りに時間がかかる場合もあります。調停や裁判が必要になる場合もあり、弁護士を雇っての交渉をする場合は弁護士費用も必要です。
さらに、同じ問題が不倫相手の家庭でも発生します。不倫がバレた状態で離婚する場合と、バレていない状態で離婚する場合がありますが、いずれのケースでも年単位の時間か、数百万円単位のお金が必要な可能性が高いです。
ご自分の家庭、不倫相手の家庭いずれについても、それらの障害に耐えていくための覚悟が必要になります。
ダブル不倫の再婚までの流れ
ダブル不倫からの再婚までは、
- 自分が離婚する
- 不倫相手が離婚する
- 女性側の再婚待期期間を待つ
- 必要に応じて少し時間を置く
- 再婚する
という流れを踏むことになります。
一つずつわかりやすく説明していきます。
自分が離婚する
まずは自分が離婚しなければなりません。
不倫相手の離婚が先でも問題ありませんが、不倫相手と再婚かどうかに関わらず自分は離婚したい、という場合もあるでしょう。そのような場合は粛々と自分の離婚手続きを進めていきましょう。
離婚をするからと言って必要以上に現在の配偶者を邪険に扱うのではなく、可能な限り配慮してあげてください。
不倫していることを打ち明けた方がよいのか、話さない方が良いのか、どちらが良いかよく考えてみましょう。
突然離婚を求められる配偶者側の気持ちにも寄り添って考えることが大切です。のちのちのトラブルを回避できるように慎重に進めましょう。
不倫相手が離婚する
当然ですが、再婚するためには不倫相手の離婚も成立している必要があります。
離婚までの話し合いをした結果、調停、裁判なども発生するかもしれません。不倫がバレている場合には、あなたのところに慰謝料の請求があると思っておいた方がよいでしょう。
必要に応じて弁護士の手配などができるよう覚悟が必要です。
女性側の再婚待期期間(100日間)を待つ
女性の再婚待機期間の100日間を待機しましょう。
女性には民法で100日間の「再婚待機期間」が定められています。100日間待機することで子どもが生まれてきた場合の父親が誰か推定するためです。
例外的に、離婚時に妊娠していない場合や、妊娠能力がない場合には再婚待機期間を待つ必要はない、ともされています。
急いで再婚したい場合はその証拠を添えて、行政機関に婚姻届を提出することも可能です。例外的な扱いになるため、実際に婚姻届を提出する前に管轄の行政機関に問合せをしておくことをおすすめします。
必要に応じて少し時間を置く
すぐに再婚してしまっても構いませんが、周囲から反対されている場合などは少し期間を置くことも大切。
まだまだ世間ではダブル不倫に対する目は厳しいものです。すぐに再婚してしまっては、ダブル不倫だったことが簡単に窺い知れてしまうこともあります。
この期間を使って、本当に不倫相手と結婚したいのか、ただの恋愛関係だったから良かったのではないのか、改めて考えてみることもおすすめです。
落ち着いて考えてみると、自分は離婚したかっただけなのかもしれない、不倫相手と一緒に生活をするイメージが持てないなど、離婚前とは違った気持ちに気づくこともあるかもしれません。本当に再婚してしまう前に一度考える時間を持つことは、有意義なこととなるはずです。
再婚する
不倫相手との再婚のイメージがしっかりついており、周囲の反対もなくなってきたら、婚姻届を提出します。
もし不安が残っている場合は、まずは同居して事実婚から始めてみても良いでしょう。同居生活を通じて問題ないことがわかってから婚姻届を提出しても良いのです。
周囲の人からの目が気になる場合、引越をして新天地で新しい生活を始めるのも良いでしょう。仕事の関係で遠くへはいけないという場合でも、隣の駅の近くに引っ越すことくらいは可能なことが多いはずです。
ダブル不倫で再婚する場合の注意点
ダブル不倫で再婚する場合にはどんなことに注意したら良いのでしょうか?
気を付けるべき点について、具体的に解説していきます。
お金の問題(慰謝料、養育費)
ダブル不倫がバレてしまった場合、かなりの確率で慰謝料の問題が発生します。
自分の家庭だけでなく、不倫相手の家庭からも請求される可能性があるため、慰謝料もダブルで発生する可能性があるのです。
世の中で不倫がありふれてきているため、ひと昔前よりは慰謝料の相場が下がっているとも言われていますが、昔ながらの相場だと1件の離婚で最大300万円ほど。
ダブル不倫では、最大600万円ほどの慰謝料が発生する可能性があるのです。実際に支払いをすることになった場合、経済的にはかなり切り詰めた生活をすることになる可能性が高いでしょう。
また、養育費の問題もあります。お子さんがいる場合は、親権を持たずに養育費を定期的に支払うことになる可能性も多いでしょう。継続的な経済的負担となるため、再婚後の生活でも乗り越えていける金額感なのか考えておく必要があります。
家族や周囲との信頼関係の問題
一度はあなたの結婚を祝福してくれたご両親にダブル不倫のことがバレてしまった場合、おそらくご両親は複雑な気持ちになるでしょう。ご両親の考え方や価値観によっては絶縁されてしまう可能性も高いです。
ダブル不倫のことを一から十まで打ち明ける必要は必ずしもありません。もし隠し通すことができる場合は、墓場まで持っていく秘密とした方がお互いのためになるでしょう。
職場でのダブル不倫の場合、周囲にバレてしまうといろいろな目で見られることになります。他人事とはいえ不快感を持つ人、怒りを抱く人、嫌悪感を持つ人など反応は様々に予想されますが、少なくとも賛成してくれる人や喜んでくれる人はいないでしょう。
ただ、職場でのダブル不倫はほぼ確実に周囲にバレています。隠しているつもりでも、視線やさりげない会話などでわかってしまうものです。
周囲にバレて信頼関係を損ねてでも続けたい関係なのか?リスクを負ってまで継続したい関係なのか?きちんと覚悟しておく必要があります。
不倫相手が不倫を繰り返すリスク
やっとの思いで再婚しても、不倫相手が不倫を繰り返すリスクがあります。
自分との関係性だけが本当の愛…とは限りません。その時はお互いそう思っていても、他の人との出会いがあったり、時間の経過とともに状況は変化していきます。
また、結婚と離婚を経験しているので、結婚のハードルも離婚のハードルも下がっているかもしれません。無意識のうちに結婚を軽く考えているかもしてないので、不倫相手が再婚に対してどのくらい真剣な気持ちなのか確認してみるのも一つの手です。
不倫相手を信頼できるかどうかはあなた次第です。今度は自分が不倫されるかもしれないという覚悟ができるのか、もしくは不倫相手を信頼することができるのか、考えておく必要があります。
ダブル不倫で再婚する前に考えてほしいこと
ダブル不倫で再婚する前に考えておいた方がよいのはどんなことでしょうか?
ダブル不倫で再婚して後悔しているケースと幸せになっているケースを見て考えてみましょう。
ダブル不倫で再婚して後悔しているケース
若い頃にデキ婚で結婚したAさんには当時大学生になる息子がいましたが、「運命の人」と出会ってしまいました。
一緒に仕事をしてよくAさんを助けてくれていたBさんが、夫の親の介護のため仕事をやめる時、食事に誘ったことがきっかけです。AさんはBさんの相談を聞くうちにどんどんBさんに肩入れしている自分に気づき、ある時酔っぱらって2人でホテルに行ってしまい不倫関係に。
お互い離婚後に再婚すると、AさんはBさんが息子にとても依存していることに気づきます。付き合っている時の快活さがなくなり、息子にしか興味を示さないBさんに、Aさんは何のために離婚して再婚までしたのか、と後悔しているそうです。
ダブル不倫で再婚して幸せになっているケース
前妻のDさんの思い描く理想の夫像に耐えられなかったEさんのケースを見てみましょう。
ジャージでコンビニに行くことも許されず、前妻からは常にダメ出しをされていたEさんの結婚生活は冷え切っていました。
そんな中職場で働くFさんと親しくなり、ダブル不倫の関係に。6年の不倫期間と1年それぞれ1人暮らしをする期間を経てようやく再婚した2人は、今は落ち着いて幸せな生活を送っているそうです。
FさんはEさんの不倫を心配する気持ちがまだ残っているようですが、Eさんはもう不倫をする気はないそうです。
お互いのことをよく知っておこう
当たり前のことに感じられるかもしれませんが、再婚をする前にお互いのことをよく知っておきましょう。
ダブル不倫という限られた時間の中では、不倫相手が普段どんな生活をしていて、周囲の人とどんな関係を築いていて、どんなことをして過ごしているのか、あまりよく知ることはできません。
恋愛感情だけで再婚を決めるのではなく、出来る限りお互いの普段の生活を確認して、再婚後のイメージを想像してみてください。離婚後、再婚前にそれぞれ1人暮らしをしてお互いのことをよく知る期間を設けてみることがおすすめです。
本当に2人で結婚生活を送りたいのか?改めてじっくり考えておきましょう。
まとめ
ダブル不倫で再婚をするには、お金の問題に対処したり、長期間に渡って問題に取り組むことが必要となってしまいます。
不倫相手はたくさんの大変な問題を乗り越える覚悟をもってでも一緒になりたい人なのか?改めて考えてみてください。
「この人とずっと一緒に生きていきたい!」「この人にパートナーになってほしい!」と思えるようでしたら、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
一つずつ問題を乗り越えて、幸せな再婚となりますことをお祈りしています!