「60代でも再婚できるのかな?」「幸せな再婚ができるのかな?」
年齢を重ねて出会いの数も減ってくると、再婚ができるのか不安になることも多いでしょう。
ご安心ください。現代では熟年離婚も多くなり、60代で再婚している人もたくさんいらっしゃるのです。
当記事では、60代がどんなきっかけで再婚を考えているのか、どんなステップを踏めば再婚できるのか、再婚の際の注意点について解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただき、60代の再婚を幸せなものとするためのヒントを掴んでください。
60代で再婚はあり?再婚のきっかけは?
60代での再婚はありなのでしょうか?60代の方はどんなきっかけで再婚を考えるようになるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
定年退職で心の拠り所がなくなった
定年退職で心の拠り所を失ってしまったAさんのケースをご紹介します。
ある60代の男性Aさんは、子どもたちとの還暦祝いの場で突然再婚を発表。子どもたちの知らないところでお見合いを重ねていたのです。
サプライズでお祝いの場に現れた再婚相手に子どもたちも戸惑いましたが、すぐに祝福をしてくれたそう。
子どもたちも独立し、誇りにしていた仕事も定年退職することになるというので、心の拠り所を求めて再婚をすることになったようです。
男性の場合は長年続けてきた仕事を離れることがきっかけで、新しいパートナーがほしくなるケースも多くあります。
旦那さんの定年退職を機に熟年離婚、新しいパートナーを探したい
旦那さんの定年退職を機に熟年離婚したBさんのケースをご紹介します。
2008年に離婚時の年金分割制度が施行され、夫が支払っていた厚生年金を離婚後は妻も時給することができるように。これ以降、この制度に後押しされた女性が熟年離婚に踏み切るケースが増える結果となりました。
26年間の別居を続けていたBさんは、夫の定年退職をきっかけとして離婚を考え始めます。その矢先、Bさんに病気が発覚。
Bさんは実家から多額の財産を相続しており、万が一自分が亡くなっても夫に財産を渡したくない、と一層離婚に向けての気持ちが強くなりました。
子どもからは、夫の年金をきちんと分割してもらう交渉をしてから離婚するようアドバイスをもらったそうです。
60代はライフスタイルが大きく変わるタイミング
60代は、人によって大きくライフスタイルが変わるタイミングです。
60代になると仕事が定年定職となる場合が多いことから、自由な時間が増えたり、年金生活になったりと大きな変化が発生することがあります。
「1日中この人と一緒にいるのは嫌だ」「死ぬときに一緒のお墓には入りたくない」など、現在のパートナーとの関係について改めて考えることも。熟年離婚が増えた結果、60代の再婚も活発になっています。ある結婚相談所では、なんと登録者の34%が60代だそうです。
人生の転機に改めてパートナーとの関係について考える時間が生まれ、結果として「離婚したい」「新しいパートナーがほしい」「再婚したい」と考える人も多いのです。
60代の再婚で幸せになるための3ステップ
60代はどんなステップを踏めば幸せな再婚ができるのでしょうか?
3つのステップについて詳しく見ていきましょう。
積極的に外に出かけ、いろいろな人と出会う
積極的に外に出かけ、いろいろな人と出会いましょう。
仕事をやめて外に出かけるきっかけが減った方も多いかもしれませんが、家に引きこもってばかりでは再婚相手どころか友人もできません。
当然、職場での出会いというものもなくなってしまいます。地域の集まり、趣味のサークルなどを探して、足を運んでみましょう。
気の合う友人が見つかれば、明るくポジティブになり、周囲から素敵な人と思ってもらえる可能性も高くなります。表情が明るくなれば笑顔も増え、生き生きと過ごすことができるはず。
自分でも思ってもみなかったところで、再婚相手と出会うことができるかもしれません。
結婚相談所に登録して、いろいろな人と出会う
真剣に出会いを探したいという気持ちになったら、結婚相談所に登録してみましょう。
また結婚相談所を選ぶ際は、一般的な結婚相談所よりも安価に利用できるオンライン結婚相談所なども選択肢に入れて検討することをおすすめします。
結婚相談所は、婚活アプリや婚活サイトなどと違って独身証明書の提出が必須のところもあり、サクラや既婚者が紛れていることがないので、安心して婚活することができます。比較的短期間でお相手と出会い、再婚まで至っている方も多くいらっしゃるようです。
60代でも多くの方が結婚相談所を利用して幸せな再婚をされています。ぜひ結婚相談所に登録して、いろいろな人と出会ってみましょう。
子どもには再婚前に相談・報告しておく
お子さんがいる場合は、再婚前に相談、報告をしておくようにしましょう。
それまでに再婚の素振りもなく突然お相手をご紹介してしまった場合、お互いに関係性を深めることができず、お互い遠慮し合う関係性のままになってしまう可能性も。事前に筋を通しておけば、お子さんもお相手と対面する当日までに覚悟をすることができるはずです。
お互いに何かあった時、再婚がきっかけとなって付き合いがストップしてしまっていると、お互いに助け合うことも難しくなってしまいます。
子どもにとっても親の再婚にはある程度、心の準備をする時間が必要。再婚後に子どもとの心の距離が離れてしまわないよう、伝え方にも配慮をすることが重要です。
お子さんには再婚前に、相談や報告をしておくようにしましょう。
60代で再婚する際の注意点
60代で再婚をする時に、何に注意しておいたら良いのでしょうか?
具体的な注意点について、1つずつ見ていきましょう。
ひとりの気軽さがなくなっても大丈夫か確認しておく
1人で過ごす気軽さがなくなってしまうことに問題がないか、考えておきましょう。
1人で過ごす時の心地よい生活習慣やライフスタイルが固まっている人も、再婚後にはある程度再婚相手に合わせる必要が出てきます。
1人の時は家事も手抜きで良かったかもしれませんが、再婚相手はいい顔をしてくれないかもしれません。その日の気分で気ままに出かけて外食して…ということもできなくなる可能性があります。
相手の都合に合わせて行動していくことになりますが、今までの自分を変えられるでしょうか?改めて確認しておくことが重要です。
相続問題、遺言を作成しておく
相続についてどうするか考えて、遺言を残しておきましょう。
60代の再婚の場合、お互いにお子さんがいらっしゃる場合も多いです。そのため、あなたの死後、あなたの遺産についてお相手とお子さんとの間で相続の問題が発生する可能性があります。
お子さんが年を取ってから現れた再婚相手が親の遺産を相続することに抵抗感を持っている場合は、トラブルになる可能性もあるかもしれません。
自分の死後に再婚相手とお子さんの間に不要なトラブルを発生させないため、相続についてはあらかじめパートナーと話し合いをしておくことが重要です。話し合いの結果は、お互い遺言の形で残しておきましょう。
お墓をどうするか決めておく
死後に入るお墓をどうするか考えておきましょう。
自分か再婚相手のいずれかが前のパートナーと死別している場合は特に、同じお墓に入るのか、それとも現在のパートナーと新しいお墓に入るのかを考えておく必要があります。
また、再婚相手にお子さんがいらっしゃる場合、同様に、誰が誰と同じお墓に入るのか検討しておくべきです。熟年再婚の相手のお子さんと一緒のお墓に入るのは抵抗感がありませんか?お子さん側もおそらく抵抗感があるはずです。
お子さんも交えて、それぞれどうするのが一番良いか、全員が納得できる方法を検討しておきましょう。
まとめ
60代でも幸せな再婚をしている方はたくさんいらっしゃいます。
定年退職をして心の拠り所を失ってしまった方も、配偶者の定年退職を機に熟年離婚をして新しいパートナーがほしいという方もいます。まずは外に出ていろいろな人と触れ合う機会を持ちましょう。明るく楽しい毎日を過ごしていれば、素敵な人と出会った時に再婚の可能性も広がってくるはず。
すでにお相手がいる場合も、当記事の注意点をぜひお読みいただき、幸せな再婚に向かって一歩踏み出してみてください。充実した毎日になりますように、応援しています!